2008年12月17日

映画・DVDなどのコト

『世界の料理ショー』DVD-BOXが出るんだそうな。

小中学生の頃、祝日や夏休みとか春休みの月〜金の昼に家にいると、まあだいたいゴロゴロTVを見ていたわけで、ワイドショーなんかは当然見ることになるわけだけど、もっと楽しみなのは料理番組だったりした。
土井勝や3分間クッキングはもちろん、なんといっても高島忠夫、寿美花代夫妻「ごちそうさま」が好きだった。
さらに別格として挙げられるのがこの番組。

 思わずワインをグイッと空けてしまうはず! 1974年より東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送され、欧米のステキな料理と、ユーモアに溢れるトークとで、日本の視聴者に偉大なるトラウマを与えた、グラハム・カーの『世界の料理ショー』がついにDVD-BOXとなって登場! 2009年3月25日に発売されます。


どわー。これ見たい見たい見たい。

名古屋ではどこでいつ頃放送されてたんだっけかなあ。
テレビ愛知が出来てからだっけ? となると高校の時に見たってことになるんだけど。
もっと前に見たような気も。

ま、とにかく、高カロリー料理の数々をグラハム・カーが軽妙なトークを織り交ぜながらワイン片手に調理するバラエティ料理番組。
ペッパーミルや溶かしバターなんてものを初めて知って、それらは確かにトラウマのように我々の脳裏に刻み込まれたのであった。
あとは、スゲーでかい冷蔵庫とオーブンね。
そゆのがないと、欧米料理はやっぱ出来ないのでは、と思い込まされたのもこの番組。

レンタルでも見られますように。
わかったかい? スティーブ。

2008年12月 2日

映画・DVDなどのコト

『秋深き』 監督:池田敏春

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時間が空いたので映画を見ることになり、実は『GSワンダーランド』を見たいと思っていたのだが時間が合わなくて、上映中の他の作品を探していたところ、『ハッピーフライト』とこの作品が候補にあがった。
『ハッピーフライト』は出来が良さそうであったが、より興味を惹かれたのがこちらだった。
八嶋智人&サトエリってのがそんなに得意じゃない(キライなわけでもない。特にサトエリには興味自体はあるんだけど...、微妙な感情)のだが、池田敏春監督ってのが気になる。
そんなに映画鑑賞歴を持たない僕が『人魚伝説』『死霊の罠』『ハサミ男』等、結構監督の作品を見ているのは何かの縁?
で、あの作風の監督が人情ものって??? という興味。

見終わって、基本的には奇を衒った演出もなく、ダレ場があまりない佳作と思ったが、後半の展開に感情移入ができない(なんでそんな行動とるんじゃ!)と思ってしまうと評価が変わってくるかも。
脚本に文句をつけるわけでもないが、その展開に持ち込む部分が少し雑な印象。
もうちょっと何かを書き込むだけで、割り切れる心持ちに大多数の観客を連れ込めたのではと思うのだが。
原案とされた織田作之助の短編二つを読んでないので、あんまり突っ込めないけど。

その多少違和感の残る後半部も、他の池田作品のように異空間に連れて行かれるのかという程、異質なわけではなく、そういう意味では監督らしさを期待する向きには拍子ぬけかも。
池田監督の作家性をこの作品のどこに見出すのかということについては、他の方にお任せ致します。

主演の二人はまずまず好演。
佐藤浩一、赤井秀和の脇もそれぞれの持ち味を十二分に出していたが、渋谷天外がラストの一演技で全部持って行ってしまった感あり。さすが。

引っかかるところもないではないが、総じて好きか嫌いかでいえば、好きな映画。

2008年10月 1日

映画・DVDなどのコト

『トウキョウソナタ』監督:黒沢清

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小泉今日子が圧倒的である。
互いに隠し事を秘めたまま日常を送る家族の母親役と、『空中庭園』(2005)と被る役どころではあるのだが、抑えた演技でありつつもほとばしるもののまぶしさは小泉今日子ならでは。
この貫禄は一体なんだろう。

リストラされて、朝普通に会社行く振りして家を出て、日中を職安や炊き出しに並んで過ごす父親というある種記号的な存在を、さほど白々しく見せなかったのは、香川照之の「役者生命をかけた」という演技の賜物である。
空洞化された威厳を頑なに守ろうとする父性を自然に表現している。

映画では語られないのに、この夫婦がおそらく20年近く育んできた家庭の歴史が、しっかり見る者に現前していたのは、二人の産み出した磁場によるものなのか、はたまた監督の力量か。
二人の視線が交錯するシーンは、その年月の重みをひしひしと感じさせている。

後半のファンタジックな展開における小泉今日子の目がそれまでの生活における目と全然違うのが素晴らしい。

それと付け足しで、小学校教師役のアンジャッシュ児島がなかなか良かったなあ。
出演シーンはなかなかのアクセントとなっていたのではなかろうか。

2008年9月19日

映画・DVDなどのコト

『アキレスと亀』 監督:北野武

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またまた試写。
北野作品は初監督作の「その男、凶暴につき」を見ただけで、その後ちょうど映画自体をほとんど見ない時期に移行したこともあって、それ以降、実は一本も見ていない。
だから「世界のキタノ」をあまり肌で実感できてないんだよなあ。
ただこのところの不評と云われた2作品「TAKESHIS'」と「監督・ばんざい!」には、なんだか妙に興味がかき立てられており、機会があれば見たいなあとは思っていた。
今回の「アキレスと亀」に関しても、事前情報をほとんど得ていないながら「見ておけよ」という直感的な内なる指令に付き従うがままに、ヤフオクで見かけた試写状を落札していた。
以下ネタバレ感想。

公式HPとかにはタイトルロゴのすぐ下に「夢を追いかける夫婦の物語。」とあり、たけしと妻役の樋口可南子が並んで立っている写真が大きく使われている。
なんとなく夫婦愛を描く「いい話」なのかなあ、というイメージが湧くというものだが、欺されてはいけない。
この映画はそんな「いい話」のイメージとはいささか感触の違う、異形の芸術バカについての物語である。

物語は3つのパートに分かれ、ほぼ等分に語られる。
裕福な家に生まれて絵に興味を持つが、家が没落しさまざまな不幸が襲いかかる少年時代。
美術に思い切りのめり込む道をただ模索する一方で、理解者たる妻と出会う青年時代。
夫唱婦随で芸術主導の生活を送るが、日常生活をまともに送ることが出来ず、家族の解体から人間性の崩壊までに至る中年時代。
たけしと樋口可南子が演じるのはこのうち第3のパートのみなので、登場は全体の半ばを過ぎてから。
「夫婦愛」がテーマみたいに宣伝されているが、ほんまかいな、というのが視た後の素直な感想である。

「アキレスと亀」のパラドックスをアニメで解説するところから映画はスタートする。
アキレスは亀にけして追いつけないというアレである。
続いて始まる第一のパートは、身辺環境の劇的な変化にも関わらず、ひたすら絵にしか関心を見出さない、通常の感覚からすれば「不気味な」少年・真知寿を淡々と描く。
戦後〜昭和30年代ぐらいの時代のイメージをセピア色のトーンで質感たっぷりに見せ、切り取っておきたいようないい場面が多い。
中尾彬、大杉漣、伊武雅刀といった熟練の役者が存分に持ち味を見せつけてくれる。
筒井真理子、円城寺あやといった女性陣もしみじみといい。

第二のパートは、その少年が成長した青年期を柳憂怜が演じる。不気味さが薄れ、つかみどころのない感じに変化しているのは、物語的には美術学校の一種異様な環境に身をおくことになったせいかもしれないが、柳の資質によるところが大きい。
しかし、考えてみればユーレイって僕より年上なんだよなあ。青年役って、と思うが、激しい違和感は感じないし、ハマっているとも思える。
時代的には昭和40年代ぐらいのイメージで、少々イカれた「現代芸術」狂想曲を描く。
麻生久美子は樋口可南子の娘時代としてまったく違和感がないし、とても魅力的に見えるのだが、この時点の話の中ではあくまで脇役だ。

第三のパートになり、たけしが登場すると映画の色調がガラッと変わる。
ギャグやコント的な場面が増え、真知寿の芸術バカぶりはぐんぐん加速し一気に日常を突き抜けてしまう。
最初は滑稽なばかりだが、妻や娘との別離を経て段々と哀愁を帯び、そしてぞっとする領域に至る。それらはすべて紙一重なわけだが。

さらにこの映画を彩るのは、全編を通じてほとんど無意味に近く続出する死体の数々。
これらの死体は、日常的な「死」をイメージさせない。
真知寿にとっても、そしてこの映画にとってもオブジェにしか過ぎないのだ。
そのオブジェクト化された「死」が加速して行き着く先の、とってつけたようなラストに、居心地の悪い気分のまま観客は席を立つことになる。

いやあ、わかりやすい映画を撮ったなんてインタビューに答えてるけどさ、亀が真知寿でアキレスが妻なんて説明では、わかったような気にもならない。
お仕着せの説明ではなく、アキレスと亀にそれぞれ何を見出すかで、この映画の見方が変わってくるのかもしれない。

出演者は細かい脇役に至るまで全員良かったし、さまざまな要素、部分で残るところがあった。
柄になくあれこれ語りたくなるのだけど、とりあえずこの辺でやめておこう。
内なる「この映画を見ろ」という指令は正しかったことがわかった。
最後で放り出されたような気分になったものの、どうやらこの映画が結構好きらしい。
さかのぼって北野作品を見ないとなあ。

2008年8月26日

映画・DVDなどのコト

『20世紀少年』監督:堤幸彦

またまた試写会に行ってきた。
よう当たるなあ、とお思いの方、今度は実は当たらなかったんである。
原作は読んだばかりだったので、一体どんなことになってるか興味津々だったのであるが、残念ながら当たらなかったので、ま、場合によってはDVDになってからでもいいか、とも思っていたのだが、次女が見たいなあ、と言ってるのをたまたま耳にしたので、珍しいなあそんじゃあということでヤフオクで千円ちょいでgetした。
ペア券だったので、トクはトクだったんだけど。

行ってみると、予想してなかったのだけどシークレットで舞台挨拶があった。
監督と主演2名が登場して、満席の名古屋市民会館は大盛り上がり。
なかなか楽しいやりとりがあった後、本編上映。

実は直前に、映画評では信用している某所の評価をチラリと見て、あまりよくない評価だったので期待せずに臨んだ。
しかしながらその割には、といった感じでなかなか楽しめた。
その評価の内容自体は事前に読まなかったのだが、見終わってから読むとなるほど納得できなくもない内容で、映画として成功する筈のない企画だから評価できないが、よく頑張っているというものだった。なるほどという気もする。

マンガ読んでから観た方が、いろんな意味で楽しめるであろう。
というか、そういう楽しみ方しかできない、といっても良い。
細部にわたってマンガをよく再現しているし、キャストの大半は驚くほど登場人物にそっくりになっている。
もちろん3部に分かれていると云っても大長編なので、端折るところは端折っているわけだけども、どこが端折られたかすぐにピンとはこないぐらいにキレイにまとめてある。
場面転換がもたつくような気がするのは、先日見事なテンポの『ダークナイト』を見てしまったばかりかもしれない。
映画としてのスケール感にもいささか乏しく、クライマックス含めてやはり「スペシャルドラマ」サイズぐらいの感じなんだよなあ。
ただそれについては、原作自体がスケールがでかそうでありながらも、あまり広がりのない話ではあるので、忠実に再現しているといえばそうなのだが。

僕は原作自体も好きだし、それがどう料理されるのかという興味が優先して楽しめたのだけど(そしてその料理はなかなかウマイと思った)、そうでない人にはどう写ったのだろうか。
いささか気になるところではある。

一番笑ったのは、やっぱピエール一文字の登場シーンかな。
誰がやってるかはお楽しみ。もちろんポール牧であるはずがなく。
さすが、と感じた。

2008年8月 4日

映画・DVDなどのコト

『ダークナイト』 監督:クリストファー・ノーラン

このところこまめに試写会の応募をしているのだが、結構当たる。
どうだろう、率としては5割近いんじゃないかな。
ただ、なんだかんだで実際に行けていない。
『バンテージポイント』とか『ミスト』とか、割に評価が高かった作品を見逃していて、後で惜しい思いをしている。
惜しい、といえば「押井」守監督の新作『スカイ・クロラ』の試写も当たったが、結局人に譲った。監督の舞台挨拶付きだったようだけど。

バットマンの新作『ダークナイト』の当選ハガキが届いていた時は、応募を忘れていただけに余計に嬉しかった。
前作の『バットマン・ビギンズ』は珍しくDVDで見ていて気に入っていた。
あの路線の第二作と聞いてそれなりの期待感もあったし、TVスポットで流れる映像もよさげだったので、当日を楽しみにしていた。

試写会場は東別院ホール。
不勉強にしてここの存在を知らなかった。
場所的には、会社から自転車で10分かからないので、定時後、仕事を切り上げて駆けつける。
要はお寺の講堂ってことね。
キャパはそんなに大きくないし、舞台もボロボロ。
座席も備え付けのものでなく、パイプ椅子に毛の生えたような代物。
普通の映画館でさえ、いつも途中で尻が痛くなってくるというのに、こんなもので二時間半近い今回の上映時間を乗り切れるのだろうか。

そう。この映画に対する唯一の不安がその上映時間。
僕は基本的に長時間の映画は苦手なのである。
で、まあ結論から云うと、その152分の上映時間はちっとも長いと感じなかった。
そればかりか、ほとんど尻も痛くならなかったというのはどういうわけか。
おそらく、上映中落ち着く暇もなく、ずっと前のめり気味に画面に見入っていたせいかもしれない。

というわけで、『ダークナイト』は見て損はない、ではなく、見ないと損すると思わせる傑作であった。
このところのハリウッド映画を見慣れていない僕の感想なので、幾分差っ引いて捉えてもらっても構わないが、画面構成、展開、テーマ、そしてそれぞれの処理方法、キャスティング、演技、どれをとっても見事で、ラストでスタッフロールが出た瞬間、思わずため息がでるほどだ。
場面転換が早く、いささか説明不足に感じる部分もあって、筋というより背景を追い切れないもどかしさも若干感じたが、それはどちらかというと観る側の方の問題かもしれない。
緊迫した場面とそうでない場面のリズムの良い細かな転換が、いっさい中だるみのない画面を作っており、長時間の上映時間をまったく飽きさせることがなかった。

誰もが認めるであろうヒース・レジャーの演技はもちろんのこと、個人的にはトゥー・フェイスのアーロン・エッカートの抑え気味の演技が、作品の厚みを出すのに貢献していると思った。
豹変、ではないところがリアル、というか。

他にも、バットポッドがカッコ良すぎるゼとか、いろいろ気に入った部分はあるのだがこの辺で。
もちろんここには、僕の好きだった昔のバットマンのイメージ、少しオマヌケな雰囲気は微塵もないのだが、その分、ダークでスタイリッシュな特性が増幅している。
単純な勧善懲悪ではないので、見る人間によっては、ある種の「重たさ」を感じる程に疲れてしまうかもしれない。
個人的には、それでももう一度劇場で見たいと思わせる程の映画だった。

2008年1月30日

映画・DVDなどのコト

『団塊ボーイズ』監督:ウォルト・ベッカー

ま、誰もが思うだろうがヒドイ邦題である。
原題は”WILD HOGS”。「チーム野ブタ」ってところかな。
『陰日向』で味を占めて手当たり次第に試写観覧希望を出していたら当たったので前情報一切無しで行ってきた。
この邦題のせいか、客の年齢層高っ!
かなり年配の方々が大半を占めていた。

さて映画の方はしがない中年オヤジ4人組が冴えない日常生活に飽き飽きして、バイクを駆ってあてどのない旅に飛び出したって感じのバイカー・ロードムービーであるけれど、ストーリーも行き当たりばったり、まあ、堅いこと言いなさんなって感じの軽めのコメディ。
上映時間も程々だし、肩の力を抜いて見られる。
ジョン・トラボルタ始め、主演4人のバランスがいい感じ。
敵役ながらどことなく憎めないレイ・リオッタもなかなか見せる。

できれば「イージーライダー」を見たり、知ったりしてから見るとラストでニヤリとできるんじゃないでしょうか。
僕は実は未見だったりするのだけど。

2007年12月 3日

映画・DVDなどのコト

『007カジノ・ロワイヤル』- 監督: マーティン・キャンベル

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版)
なんの気なしに見たのだが、かなり楽しめた。
007をずっと追ってきているわけではないし、ピアース・ブロスナンのシリーズに関してはひとつも見ていない。
今回は気分一新、ダニエル・クレイグをボンド役に迎えた第一作。
「カジノ・ロワイヤル」はフレミングの原作の第一作でもあるし、オーソン・ウェルズやピーター・セラーズが出たパロディ映画としてしか映画化されていなかったことも良く知られている筈だ。
一頃のシリーズの荒唐無稽さは影を潜め、とはいえ、派手なところは派手に、抑えるところは抑えた演出は好感が持てる。
何度かあるチェイスシーンも見応えがあり、ロケーションも素晴らしく綺麗で大画面で是非見たいと思わせた。
ラスト直前でちょっともたついたような印象を受けたものの、まあご愛敬というべきか。
落ち着くべき所に落ち着いて、ジェームズ・ボンド誕生譚としての側面もちょこっと。
次回作が楽しみ。

2007年12月 2日

映画・DVDなどのコト

『CURE』- 監督: 黒沢清

CURE キュア
初見。
ボヤボヤと見ていると、引き込まれつつもなんだかよくわからないうちに映画は終わってしまう。
ラストで放り投げ出され、しばし呆然とした後、すぐさま本編中のさまざまなシーンが脳裏に蘇ってきて、あれやこれやといろんな解釈をしたくなってくる。
映画にわかりやすさを求める向きにはなかなか受け入れられない作品だろうが、かといって、難解といって遠ざけるような内容でもない。
DVDの特権で、あちこちのチャプターを少しずつ再生して見返した。
また通して見ることもあるだろう。
非常に脳に響く映画であった。

2007年11月24日

映画・DVDなどのコト

『空中庭園』- 監督: 豊田利晃

空中庭園 通常版
ひさびさにDVD鑑賞。
いやあ見ると言っておきながら2年も経ってしまった。
こんなに映画らしい映画を見るのも久しぶりだなあ。
もう、冒頭から「あ、映画を見ている」という感覚になり、画面に惹きつけられた。
監督の不祥事のことをすっかり忘れていて、見終わってから思い出したのだが、確かに「シャブ中が作った映画」とのレッテルを押されるのは、そうした過剰な描写や画作りが見られるだけに悔しいし惜しい。
そのことがどれぐらい映画作りに影響しているのかわからないが、少なくともこの監督の作品を他にも観たいと強く思ったのは事実である。
小泉今日子と大楠道代という僕の大好きな女優の競演というだけでも嬉しかったが、また演技も凄くって堪能した。
他のキャスティングもほぼすべて成功している(意外な起用含めて)と思え、原作を読んでから観たにも関わらず、そうした意味でもまったく不満を感じなかった。
原作のエッセンスを見事に取捨選択し昇華させてるといえるんじゃないでしょうか。

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