- 2009年6月 3日
- 【東池袋大勝軒@栄三越催事】

名古屋三越 「第23回大江戸夏祭り」東池袋大勝軒イートイン 6月3日〜8日
久しぶりの催事でのラーメン。
三越に大勝軒が来るという情報は少し前から目にしていたし、山岸御大がやってくるというのも一緒に知った筈なんだけど、まあ、催事だしなあ、と、それほど食指は動かされずに忘れていた。
いや、けして催事のイートインのラーメンは侮れないということはいつも僕自身が言ってることなので矛盾するのだけど、今回に関してはなんとなく期待度が低かったのだ。
だったのだが、初日の午前中の段階でいち早く食べられた方のレポを目にして、その気持ちが変化した。
その方は永年、東池袋大勝軒の味に親しまれた方であり、短いレポの中で、今回催事の厨房を指揮しているのが山岸さんの一番弟子で現東池袋大勝軒二代目の飯野敏彦氏であり、間違いない味だったと太鼓判を押されていた。
その方とは、ラーメンブログ「ちゅんパパの麺遊紀」でおなじみのちゅんパパさんである。
実は『東池袋大勝軒』は僕にとって、毎年定例で東京出張する際の訪問先のすぐそばにあり、旧店舗時には長い行列をいつも横目で見ながら「時間があれば並ぶのに」とクヤシイ思いをしてきた店である。
それでいて一時閉店後復帰して新店舗になってからもこれで2回前を通ったのだが、長い行列が出来ているわけでもないのだが、なんとなく入らずにいた。
店先でマスコットのように座っている山岸御大の姿は通りがかりに間近で拝見して感動したりはしたのだが。
その間、系列店では何度か食べてはいるものの、だから〈聖地経験〉はナシということになる。
山岸御大がみえているのは初日だけということもあり、〈聖地経験〉に準ずることとしては、これはこのあたりで食べておかなくてはならんのではないか、とむくむくと気持ちが動き、慌てて会場に駆けつけた。
ちょうどいいタイミングでほぼ待ち列なし。直前は大行列だったらしい。
店先には、池袋同様、"ラーメンの神様"がニコニコと腰掛けているが、まずはその前を通り抜け、すぐに席へ。
平日のデパートの催事ではいつものことながら年配の女性客が多い。丼にこんもりと盛られた麺の山を前にして目を白黒させている様子が感じられる。
一日50杯限定の中華そばにも心動かされるが既に売りきれ。ここはやはり大勝軒の代名詞もりそばを食べておくとするか。
見ていると5〜6杯ずつ出てくる。1ロットそれぐらいということか。2ロット分ぐらい待って登場。
もちろんたっぷりのボリュームだ。さっそく口にする。
ふわっとした口あたりの麺。
柔いのだけれど、茹で方が云々というのとはちょっと違う。芯の部分が一本通っているというか。
つけ汁の方は系列のもりそばの基本である甘辛酸の幾分さっぱりしたもの。奥の方で魚が支えている。
予期していたものより酸味はあまり感じずに甘味の強さの方に気を取られた。
...というか、あまり分析的に食べずにつらつらっと喰らってしまった感じ。
最近流行の噛み応えぐわしぐわしの極太麺に濃厚魚介風味つけ汁のつけめんに慣れた舌ではかえって違和感を感じるかもしれないが、これが永年親しまれてきた大勝軒の味と確認できた気がする。
盛りはしっかりあったと思うけど、するっと胃に収まった。
帰り際、意を決して山岸さんのもとへ。
ちらりとこちらを見て、「ありがとうございました。」とにこやかに頭を下げる神様に、
「大変失礼ですが、握手して頂けますか? とてもおいしかったです。また名古屋に来て下さい。」
と声をかける。
にこっと笑ってやさしく握手を返して頂いた。やわらかく温かい手だったなあ。
いやあ、感激ですよ、やっぱり。
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